文部科学大臣 松野博一

 本日は、第61回文部科学大臣杯全国青年弁論大会が、開学30周年を迎えます、ここ沖縄県立芸術大学にて開催されますことを心からお祝い申し上げます。
 本大会は、昭和31年に大阪で第1回大会が開催されたのを皮切りに、今日まで全国津々浦々で半世紀にわたり開催されてきた歴史と伝統のある大会であります。
 これからは変化の予測が難しい社会になっていくと言われており、子供たちは環境の変化に対応していく力を身につけなければなりません。
 具体的には、主体的に自ら必要なことを学ぶということです。単に知識を覚えるだけではなく、知識を活用しながら深く学んでいく、そして、それを第三者に的確に伝えていく能力が、これから必要となります。
 こうした状況の中、論理的思考力をもって、自らの考えを言葉で表現し、正しく相手に伝える、そして、聞き手は、様々なものの捉え方、考え方を理解することの大切さを学ぶことができる本大会は、大変意義深いものであります。
 全国から参加いただいた皆さん、7分間という限られた時間の中で、思いを十分に込め、精一杯持っている力を発揮してください。そして、今回の貴重な経験が今後の人生に大いに役立つことを期待しております。
 結びに、本大会の開催に御尽力いただきました日本弁論連盟をはじめ関係の皆様方に心から感謝の意を表しますとともに、本大会の御成功と日本弁論連盟のますますの御発展を祈念しまして、祝辞といたします。

審査について

審査規定  
審査方法 審査は審査委員が論旨60点、表現40点、合計100点として採点し、審査委員の平均点をもとに行います。ただし、審査委員の最高点と最低点を除きます。
発表形式 マイクの使用を原則とします。
制限時間 弁士は7分以内で行ってください。鈴は6分で1鈴、7分で2鈴とします。
減点 6分未満または7分超過において減点します。
その他 上記以外の細則については別途定めます。
審査観点    
論旨 1 主題に対する問題意識が明確で、自己の世界にとどまらない広がりがある。
  2 構成はわかりやすく筋が通っている。
  3 材料は具体的であり、適切に生かされている。
  4 新鮮な観点と独創的な発想がある。
  5 わかりやすく論旨に適した言葉を使い、結論は明快で、説得力がある。
  6 演題が論旨をよく表現し、全体として人間への愛情がある。
表現 1 熱意を持ち、謙虚で誠実な態度であり、人格・個性と論旨がマッチしている。
  2 抑揚は正しく、発音は明瞭で、声量、強弱、早さ、間の置き方は適切である。
  3 身振りや手振りや表現が自然であり、聴衆一人一人に訴える姿勢がある。
  4 聴衆をひきつけ、聴衆とともに深い感銘を共有した。